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頼れる過払い金返還

CVLの世界でも、 CMLの世界でも、ビジネスと法律の世界に一線を引き、絶対にその線をまたごうとしない弁護士はいるものです。 これは、場合によっては正しい行いです。
しかし実際は、顧客が抱えている問題は法律的要素とビジネス要素のミックスである場合が多く、どちらかの世界だけにすんなり収まることは少ないのではないのでしょうか。  ですから、あなたが雇ったILが、法律ばかりではなくビジネス問題にもアドバィスしてきたからといって、驚いてはいけません。
むしろ、彼が興味を持ってくれたことを、喜んでください。 先ほどの、特許についての質問に五つの事務所が間違って答えた、という話を覚えていますか?実は、私は結局、その「間違った」五つの事務所のうちの一社を雇ったのです。
それは、唯一正しい答えをした弁護士が、冷たくて倣慢だったから。 反対に、私が雇おうと決心した弁護士事務所の人々は、私がそんな質問をしたことと自分たちがそれに間違った答えをしてしまったことを、心から楽しんでいました。
そして「あなたの会社のビジネスにっいて、もっと深く知りたい」と言ってきたのです。 言葉通り、彼らはよく学びました。
そのチームにいた弁護士の何人かは、 10年後も、代わらず私が勤務していた会社のM&Aディールを支え続けていました。  もちろん、うまく行くときばかりではありませんでした。
ときは移り、ドットコム時代、今度は弁護士として顧客を助ける立場に替わっていた私は、顧客だった多くのインターネット系企業のビジネスモデルに疑問を持ち、幾度となくそれを指摘しました。 たいていの場合、私の指摘は感謝されましたが、私よりもずっと深い知識を持っているはずの彼らが自社のビジネスモデルについて深く考えることはあまりありませんでした。
---ということで、次節は、ビジネスプランについて考えてみたいと思います。 本節と次節、 2回連続で、ビジネスを行うに当たって重要な点に対する理解と集中に役立つ道具「ビジネス・プラン(BP)」についてお話ししたいと思います。

ここでは、仮に、あなたがスタートアップ企業を経営している、もしくは起業のアイディアを練っている段階にあるという前提でお話を進めていきます。 ただし、すでに事業を起こしている人、特にマーケテイングや企画を行う部門を分離していないような小企業を経営している人にも、ご参考になると思います。
 BPの定義とは、何でしょう。 一般的には「企業の過去、現在、そして未来を表す書類」もしくは「その事業における機会、製品、戦略、チーム構成、必要な資源、財務的な見返り、または上場/売却計画などをまとめた書類」のように表現されるのではないでしょうか。
 なかなかいい線をいっていますが、これらの定義で述べられていない点がひとっぁります。 それは「BPの目的」です。
BPには普通、二つの目的しかありません。 それは(1)他人に資金を出させるため、または(2)ビジネス構築の「次のステップ」にどうやって到達するか自分自身で明らかにするため、です。
他人からの出資を求める目的で書かれたBPは、必ずしも(2)のBPと同じになるわけではありません。 ですから、 BPを書くとき最初に理解しなければならないのは「なぜ」あなたがBPを書くのか、ということです。
 次のステップは、 「BPを見せる相手は誰か」を明らかにすることです。 赤の他人、例えばベンチャー・キャピタルなどから資金を集めたいと思っている場合のBPは、親戚のおじさんにシードマネーの出資をお願いするときとは、おのずから異なる内容になるでしょう。
 なぜBPを書くのか、そして誰に対して書くのかがはっきりしたら、非常にシンプルな方法、すなわち「質疑応答」方式でBPを書き始めることができます。 ただし、 Q&A方式そのままで書面にするのではなく、何百回・何千回と繰り近されてきた事業に対する一般的な質問をもとに構成していくのです。
ここで最も重要なのは、 「読者」もしくは読者になるかもしれない人々が知りたいと思うことを明らかにする、ということです。 これらのことは、あなたにとっては必ずしも最重要なものではないかもしれません。
 では、どんな質問が考えられるでしょうか?非常にあらっぼく言ってしまえば、質問はだいたい次のように分類されます。 A・あなた(またはあなたの会社)はどうやって収入を得るのか?B・あなたは、出資された(投資家の)お金を、どうしようと思っている出資者は出資の見返りに何を得るのか?どうやったら出資したお金に配当を付けて取り戻すことができるのか?だいたい配当はど れくらいなのか?そして、それはいつになるのか?そもそも、あなたは一体誰なのか? もし、単に自分の考えをまとめるためだけにBPを書くのであれば、そして他人からの出資など必要ない場合は、右記の「A」だけがわかれば十分でしょう。
もしあなたが自腹で投資を行う場合は、もしくは他人からの出資を仰ぐ場合は、BとCも重要な質問になります。 そして、その出資を仰ぐ人間が親戚のおじさんなどではない場合、 Dが重要になってきます。

実際、 Dは最も重要な質問なのです。 これについては、後ほどお話しします。
 では、まずはカテゴリーAについて考えて見ましょう。 これらは、どのような業態の事業を興す場合でも、 BPには必ず必要になる質問群となります。

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